外壁塗装の工事の流れ (養生→下塗り→中塗り→上塗り)【川崎市・横浜市】

 

前回は塗装工事で重要な下地処理のお話しをしました。

いよいよ塗装に入りますが、その前に養生という作業があります。

〈養生〉

塗料は液体なので、飛び散りや跳ね、垂れたりすることがあります。塗装をする前に、養生をすることで塗料の飛散から守られます。ドアや窓など塗料が付着してはいけない箇所を保護していきます。

※養生は全ての窓を覆ってしまいますが、事前に相談することによって、窓を開けられるような養生をしてくれます。事前に業者へ相談しましょう。

〈下塗り〉

ここから塗装の工程に入ります。

最初のステップは下地処理です。この工程では、下地の強化、吸い込みの防止、ムラの防止が行われます。さらに、外壁と上塗り材との密着性を向上させるために、プライマーなどが使用されています。屋根や外壁の建材が経年劣化すると、下地処理が必要です。なぜなら、これらの劣化した建材は塗料を吸い込みやすくなり、まるでスポンジのように吸収してしまうからです。

下塗り工程を省略したり、十分に塗らないと、仕上がりにムラが生じたり、将来的には塗料が剥がれる可能性が高まります。。素地への吸い込み防止剤・接着剤であるためとても重要な工程となります。

下地作業にムラがあると塗膜の剥がれや浮きといった不具合の原因となります。

〈中塗り〉

下塗りがしっかりと乾燥した後、中塗りの工程に移ります。中塗りは、下塗りと上塗りの間に行われ、塗膜の厚みを均一にし、上塗りを強化する役割を果たします。この工程では、上塗りと同じ塗料が使用されます。中塗りを行うことで、塗料の本来の性能が最大限に発揮されます。

〈上塗り〉

中塗りが完全に乾燥したら、最後の仕上げ工程である上塗りが行われます。この段階では、塗りムラをなくし、外観を美しく整えるために、決まった量の塗料を使用します。この塗布量は、1平方メートルあたりに必要な適切な量を指します。各メーカーが設定した基準に従っています。指定された塗料の量が実際に使用されることで、塗膜の厚みが確保されます。もし必要な量の塗料が使われなかった場合、耐久性に悪影響を及ぼす可能性があります。

この上塗り工程は、耐久性を確保する上で非常に重要です。塗装が完了した際には、最後に丁寧にチェックして塗り残しがないかを確認し、最後には養生を取り除いていきます。

※外壁塗装や屋根塗装の基本である3回塗りがされるのかはしっかりと確認しておく必要があります。


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